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【久田先生第7回】睡眠と成長ホルモン、アトピーとの関係とは?

ノンレム睡眠

皆さん、こんにちは。「睡眠とアトピー性皮膚炎」の特集もラッキーセブンの回を迎える事が出来ました!今回は副腎皮質ホルモン・成長ホルモンとレム睡眠・ノンレム睡眠の話です。

副腎皮質ホルモン(コルチゾールについて)

第1回でも触れましたが、このホルモンは睡眠中は低く抑えられ、午前3時頃から明け方に最高値に達し、起床後30~60分の間に大量に分泌され、その後次第に低下していきます。日中の活動の為に眠りから目覚めさせる・ストレス対抗ホルモンでしたね?

睡眠

もし寝る時間がばらばらだったり、起きる時間もまちまちだったりすると、それらのホルモンが出るべき時間に出ない事になってしまいます。
特に成長ホルモンが十分に出ないと、新陳代謝が滞りますからアトピー性皮膚炎でも当然ながら皮膚の修復ができません。結果的に夜間の痒みも増強し、さらに夜が眠れなくなるという負のスパイラルに陥ってしまう可能性が高いです。

久田先生第1回記事「安眠にとても大切な副腎皮質ホルモン」

ノンレム睡眠とレム睡眠

レム睡眠とノンレム睡眠のお話を聞いたことがある方も多いと思いますが、今回はそれぞれの睡眠がどのように作用するかをご説明します。

①ノンレム睡眠

ノンレム睡眠は、「Non-REM」つまり、レム睡眠ではない睡眠状態の総称で、『脳が眠っている状態』と表現されます.

<ノンレム睡眠の役割>

ノンレム睡眠のステージ1から始まり、段々と深くなります。ステージ4まで眠りが達すると、完全に深い眠りになり、このとき成長ホルモンが多く分泌されます。
→ 成長ホルモンが出ている時に、日中の疲れを癒し体の細胞も回復してくれます。
 ストレスの除去、新陳代謝もノンレム睡眠時に行われます。 就寝2~3時間経過後に多量に分泌されて、筋肉や骨のメンテナンスし、成長を促進してくれます。

また、きれいな肌を作ってくれたり、老化を防いでくれたりもします。

大切なことは、この成長ホルモンは寝た後の最初の2~3時間しかほとんど分泌されません!!
ということは、最初の一番深いノンレム睡眠中にのみ多量に分泌されるわけです。 
いかに深い睡眠がとれるかが大切になってきます。「寝る子は育つ」というのは、こういうう事から言われるわけです。だから夜更かしをしている子は、将来何かしらの問題を抱えてしまう可能性が指摘されてきています。

<どうしたら深く眠れる?>

深いノンレム睡眠をとるには体温を下げる必要があります。
それには直前に熱いお風呂に入ったり、激しい運動などをすると逆効果になります。今日からできる事は、寝る3時間前までに夕食を済ませる事、寝る2時間ほど前に30分ほど軽い運動をする(一つ前の駅で降りて歩く程度で構いません)事です。すると夕方の眠気が紛れ、汗をかくと深部体温も放出され体温が下がり寝つきが良くなると思います。

②レム睡眠

レム睡眠のREMは、英語の[Rapid Eye Movement(急速眼球運動)]のことで、眼球が急速にキョロキョロと運動をしている状態です.
一晩の睡眠のうち、レム睡眠はおよそ20%~25%程度を占め(年齢や個人差あり)、「身体は眠っていて脳は覚醒に近い状態」と表現されます.

<レム睡眠の役割>

肉体の疲労回復、記憶の整理など。

ステージ4のNon-Rem睡眠の後は、眠りが浅いRem睡眠が訪れて、この一連のサイクルが90~120分といわれています。

レム睡眠

薬での治療も勿論大切ですが、いかに質の良い睡眠をとることができるかという事も考えていかなくてはいけないのです。

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