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【久田先生第6回】睡眠不足のとっても怖い悪影響

睡眠不足

皆様、明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
さて第6回は「睡眠不足はなぜいけないか?」ということを中心にお話ししたいと思います。

理想の睡眠時間と睡眠不足

「8時間睡眠が理想である」という話があります。これは7時間~8時間睡眠の人達の群が、それよりも短時間である群、そして長時間だった群よりも死亡率が低かったという論文から導きだされているものと思われます。これは間違いとは言えませんが、必ずしも8時間にこだわる必要はありません。なぜなら、当然ながら必要な睡眠時間は個人差があるからです。4時間程度でもよいショートスリーパーや10時間以上眠らなくてはいけないロングスリーパーと言われる人達もいます。
その人に必要な睡眠時間の目安として、次の2点を指標にするといいかと思います。

①昼間の眠気がなく、日常生活に支障が出ない
②休日も平日と同じ睡眠時間でも問題ない

裏を返せば、昼寝を多くしなくてはいけない、休日に沢山眠らないと眠気が残るという状況は、まずは睡眠不足を疑わなくてはいけません。人間は基本的には「寝だめ」ということは出来ず、足りない分は「睡眠負債」という形で蓄積されていってしまいます。
もしどうしても休日に多く眠りたい場合は「平日の睡眠時間+2時間以内」にしましょう。
それ以上眠ると「時差ボケ」になってしまい、次の日が辛くなってしまいます。

睡眠不足は何がいけないか?

睡眠不足が引き起こす悪影響をご紹介していきます。

①精神的なダメージを生じる
鬱病の発症が増加する、子供では情緒不安定になりコントロールできない事が多くなる(いわゆるキレやすい子になる)など。

②肥満になりやすい
特に睡眠時間が5時間未満になるとリスクは1.2倍。起きていると、「お腹が減りました」と働きかけるホルモン「グレリン」が約15%増えてしまい、「お腹がいっぱいになりました」と伝えるホルモン「レプチン」が15%ほど減ってしまいます。
結果、沢山食べてしまうという悪循環になります。

③脂質異常症を来しやすい
高中性脂肪血症や低HDL(善玉コレステロール)血症を引き起こすリスクが高まります。

④大病リスクの上昇
脳卒中のリスクが1.5倍以上、狭心症・心筋梗塞のリスクも2.0倍以上のリスク増になります。

⑤免疫力の低下
自然免疫の主成分であるナチュラルキラー細胞の数は3割減り、細胞の活動も鈍くなると言われています。結果、風邪をひきやすくなります。

⑥頭痛・腰痛・肩凝りなどの体の痛みを引き起こす
睡眠不足により、筋肉の損傷をリセットする事ができずに筋肉が凝り固まっていくので痛みが出てきてしまいます。

⑦腸の働きが乱れ、慢性的な便秘を引き起こす
起きていると体は交感神経優位になり、いつまでも緊張状態にあります。腸にもその緊張状態が伝わり腸の動きが悪くなります。
戦闘態勢の時にトイレに行ってられませんよね?

⑧記憶力が著しく低下する
必要と判断された情報は、夜眠っている間に、忘れやすい「短期記憶」から、忘れにくい「長期記憶」へと移行されます。

⑨アレルギー疾患を引き起こす危険性がある
眠りを誘う役割を担う「メラトニン」には、体を炎症させる「活性酸素」を取り除く働き抗酸化作用)があると言われています。
メラトニンが十分でない結果、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、喘息発症の一因となる可能性があります。

⑩ニキビ・シワ・シミなどの肌トラブルを引き起こす
私たちの体は夜眠っている間に「古い細胞」と「新しい細胞」を入れ替え、体中のリニューアルをしています。寝不足になったら、そのサイクルが滞ってしまうのは容易に想像できますよね?

これだけではないのですが、頭に浮かぶ事を列挙してみても、いかに睡眠は大切かよくわかりますね。よりよい睡眠をとって、今年1年も健康で実りある1年にしたいものですね!
今年も1年睡眠とアレルギー疾患の関係を中心にお話ししていきたいと思いますので是非読んでいただければ幸いです!

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