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関係アリナシ!?金属アレルギーとアトピーの関係

アトピー,金属

「歯に詰め物をしたらアトピー性皮膚炎が悪化した」「金属アレルギーだと診断され、銀歯をセラミックに替えたらアトピーが治った」といった話を耳にします。それは本当なのでしょうか。
金属アレルギーについては以前、「日光や金属も!?意外なアレルギーの原因」でも簡単に触れましたが、今回はもう少し詳しくご説明したいと思います。

金属アレルギーのメカニズム

食物アレルギーや花粉症などとは違って、金属そのものはアレルギー反応を引き起こす物質(アレルゲン)ではありません。金属から溶けだした金属イオンが、人の汗や唾液と結合してタンパク質に変化、アレルギーの原因(アレルゲン)となります。

金属アレルギーを起こしやすい金属

代表的なものはニッケル、コバルト、クロムの3種類です。ニッケルとコバルトはアクセサリーや腕時計、クロムはドアノブなどのメッキなどに使われており、どれも接触する機会の多い金属です。続いて、水銀、マンガン、アルミニウム、錫(すず)、鉄、銅などの金属が挙げられます。
逆に、高価なアクセサリーに使われることの多い白金(プラチナ)、金、銀、チタン、ステンレスなどは比較的アレルギーを起こしにくいといわれています。ただし、金銀製品は100 %ではなく他の金属が混ざっていることが多いため、注意が必要です。

金属を含む食品

意外ですが、金属アレルギーの要因となる成分を含む食べ物はいろいろあります。
チョコレートにはニッケルとクロム、ココアにはニッケルとコバルトと亜鉛、オートミールには銅とマンガン、ピーナッツには銅と亜鉛が含まれています。
亜鉛や鉄、クロムは健康上、必要な成分ですが、食べすぎたり、サプリメントで過剰摂取しすぎたりしないようにしましょう。

主な症状

金属に直接触れた箇所が赤くなったり、かぶれたり、痒みを感じたりする「接触皮膚炎」と、手足などの思いがけない箇所に出る「全身性皮膚炎」の二通りの症状があります。
接触皮膚炎の場合はネックレスの形そのままに赤く腫れるなど、わかりやく症状が出るので、対応が容易です。
一方、全身性皮膚炎は、歯の詰め物や薬、チョコレートなどの食品に含まれる金属が体内に入ることによって起こります。血液とともに全身を巡ったり、口や腸の粘膜から吸収されたものが汗として外に出てきたりすることによって、意外な場所に症状が出るため、原因不明の不調に長く悩まされるケースも少なくありません。

金属アレルギー=アトピー性皮膚炎ではない!?

「これってアトピー?間違えがちな皮膚炎について」でもお伝えしましたが、金属アレルギーは接触性皮膚炎の一種です。金属アレルギーが引き金となってアトピー性皮膚炎が悪化したり、金属アレルギーの要因を除去することによってアトピーがよくなったりすることは考えられます。

金属アレルギーの対処法

アクセサリーや時計で症状が出た場合はすぐに使用をやめること。使い続ければ確実に悪化してしまいます。
アクセサリーのなかで特にトラブルの多いのがピアスです。開けたばかりのピアスホールにピアスが長時間触れることによって、金属イオンがどんどん体内に入ってしまいます。ピアスホールがしっかりできるまではセラミックか医療用ステンレスのピアスを選び、その後も素材のはっきりしない安価なピアスを長時間つけるのは避けたほうが無難です。
また、夏場やスポーツ時など汗をかくときは、アクセサリーや金属の時計をはずすこと。汗に触れたアクセサリーは洗うか、拭いてから仕舞うことを心がけるとよいでしょう。

いったん金属アレルギーを発症してしまうと、元の体質に戻るのは難しいと言われています。もし、まだ症状が出ていないなら、できるだけ金属イオンを体内に取り込まないようにすることが大切です。
金属自体がアレルゲンではないため、正確な結果が得られないこともあるそうですが、心配な方はパッチテストを受けてみましょう。
歯や口腔トラブルとアレルギーの関係については、次回また詳しくご紹介します。

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