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鍼灸のアトピーに対する東洋医学的な考え方①

鍼灸アトピー

鍼灸治療において、アトピー性皮膚炎に対する治療のやり方は実はいくつもあります。
アトピー性皮膚炎に対する考え方自体がいくつも切り口があるので、その鍼灸師や、いわゆる流派によってやり方に違いが出ます。
ですので、アトピーに対する東洋医学的な考え方と言っても、全てこの通りの考え方でしているわけではありません。
その中で中医学的と呼ばれるようなパターン分けをしますと

1.風熱証
2.風湿証
3.風寒証
4.気血両虚証

というものに分けることができます。
実際の治療ではその方のアトピーの症状をこの4つのパターンに分けて治療していく流れになります。
簡単に特徴を説明しますと風熱証は紅斑が強い、風湿証は掻破(掻き破る)により滲出液がよく出る、風寒証は冷感がある、気血両虚証は皮膚が白く症状は比較的軽度な場合が多いです。
その他にも特徴があるのですが、まずこのパターンの詳しい内容に入る前にアトピー性皮膚炎の起こる「皮膚」の東洋医学的な解釈から先に入っていこうと思います。

陰陽五行説

皆さん何度か耳にした事があるかとは思いますが、東洋医学には陰陽五行説(陰陽五行論、陰陽五行思想)という考え方があります。(「東洋医学」の定義がいろいろあるのですが、ここでは漢方、鍼灸についてとします)陰陽という2つの性質と、さらに木・火・土・金・水という5つの性質に物事を分けていくのですが、基本的にこの考え方に則って分類していきます。
この分類法により身体の機能や性質を分けるのですが「五臓六腑」と言われるように内臓も分類されます(臓腑学説:「内臓」と書いたのですが、解剖学的な実質的臓器と言うよりは、機能的・生理的作用を基にした分類です)。この五臓(五蔵)と言うのが肝・心・脾・肺・腎と言われるもので、この五臓を軸に治療を組み立てる方法があります。
この五臓で皮膚と関わりが強いのが「肺」になります。
「肺は皮毛を主る」と言われ皮膚症状と肺の関連はとても重要です。
具体的な疾病ですと同じアレルギー疾患である「喘息」があります。アトピーの方でご自身が喘息、喘息だった、ご家族の中に喘息の方がいる、そういう方は多いのではないでしょうか?
肺の生理機能が正常であれば皮膚はしっかりしていて潤いもあり、外からの有害な刺激(東洋医学で外邪といいます)も防ぐことができます。

次回も皮膚に対する東洋医学的な考え方の続きから入っていきます。

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