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鍼灸とアトピー第1回「鍼灸の概要と歴史」

鍼灸画像 (1)

初めまして、学芸大学駅で鍼灸院院長を務めております、桑原拓也と申します。
今後、アトピーチャンネルにおいて、鍼灸とアトピーのお話をさせていただきます。

鍼灸とは

鍼灸は中国が発祥といわれており、鍼灸のはりはもともと砭石(へんせき)もしくは石鍼(いしばり)と呼ばれ膿などを破って出すのに使われていました。
そこから動物の骨や竹、陶器のはりができ現在のような金属のはりになったのが中国の戦国時代といわれています。
その鍼灸が中国から日本に来たのが遣隋使や遣唐使の時代(600年代頃)と言われています。
日本に来てからも1400年近い歴史があるのですが、その間に日本独自の技術等も考案され今では流派にもよりますが中国や世界のものと違う手技である事が多いです。

日本での鍼灸

西洋医学が導入されるまで日本での医学は鍼灸と漢方の事でした。
それまで鍼灸と漢方薬で治療していたので、当然鍼灸でもいろいろな疾患に」対して対応していました。
今でももちろん色々な疾患に対応できるのですが、西洋医学の発展も目覚ましく両者の使い分けがとても重要になっています。

はりの材質や形状、細さなども技術の進歩により変わってきており現在では毛髪の太さや蚊の口先とほぼ変わらない太さのものもあります。

お灸に関しては道具自体はあまり変わらず、艾(もぐさ)とよばれるヨモギの葉から作られるものを使っています。
はりと違い、お灸はもぐさと火があれば手軽にできるという事もあり自宅でされている方もいらっしゃると思います。
松尾芭蕉の『おくのほそ道』にも「股引の破れをつづり、笠の緒付けかへて、三里に灸すうるより、松島の月まづ心にかかりて、住めるかたは人に譲り、杉風(さんぷう)が別墅(べつしよ)に移るに、 草の戸も住み替はる代ぞ雛の家表八句を庵の柱に掛け置く。」というように健脚目的で足三里というツボにお灸をすえています。
それほどお灸はメジャーな方法でした。

鍼灸のエビデンス

1979年に世界保健機関(WHO)が臨床経験に基づく適応疾患43疾患を発表し、1997年にアメリカ国立衛生研究所(NIH)の合意声明書において鍼治療は手術後の吐き気、妊娠時の悪阻、化学療法に伴う吐き気、抜歯後の疼痛、などに有効であることが示されています。
もともと経験的な医学であり1000年以上前に確立されたものですが、やはり時代に合わせて少しずつ変わっていく部分もあり、現在では科学的な根拠を示すデータ等も多数論文として発表されています。
全ての治療に対してエビデンスがあるわけではないですが、多数の疾患に対して有効な治療法である可能性はあります。
アレルギー性湿疹に対しても適応疾患という事で記載があります。

アトピーの捉え方

東洋医学的にアトピー性皮膚炎を見ていくと、一口にアトピーといっても色々な見方をする事ができます。
皮膚の掻痒や乾燥、衛気と呼ばれる脈外を流れると言われる気、風邪と言われる変化の強い邪気、熱・湿・寒と言われる気温や湿度に影響されるものあるいは体質、気・血・津液と言われる身体を構成するもののバランス等、いろいろな概念がありいろいろな解釈があります。
その中でその人の体質やアトピー症状のパターンから、治療方針を導き出していきます。

まとめ

今回は鍼灸の簡単な概要と歴史をお届けいたしました。
次回は鍼灸のアトピーに対する具体的な分類のパターンについてお届けいたします!

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