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世界のアトピー・アレルギー事情第4回~アジア編~

アジア

日本や韓国をはじめ、アジア人は白人や黒人よりもアトピー性皮膚炎に悩む人が多いような印象があります。
世界のアトピー・アレルギー事情第4回の今回はそんなアジアについてお話します。

アジア人の肌質

ある研究によれば、アジア人の皮膚は白人に比べて「IL-17A」という炎症を起こす因子が多いという結果が出たそうです。

しかし、東南アジアなど、いわゆる発展途上国ではアトピーやアレルギーに悩む人は少ないと言われています。
一説には、あまり衛生的ではない環境のほうが免疫が正しく働くため、アレルギーのような過剰反応が出にくい、とのこと。

2014年に群馬大学は「寄生虫感染によってアトピー性皮膚炎の症状が良くなることが証明された」という研究結果を発表しました。
東南アジアで寄生虫に感染したことのある人が多い地域にはアトピー患者が少ない、ということに着目してマウスなどで検証した結果、効果が確認されたそうです。
日本でも、かつては身近に存在した回虫という寄生虫が駆除された1960年代中頃から、花粉症やアレルギー患者が急増したと言われています。
寄生虫が体内にいるとアレルギー疾患になりにくい理由はナチュラルキラー(NK)細胞と呼ばれる免疫の働きである可能性が高いと見られ、研究が進められています。

アジアと花粉症

また、東南アジアには花粉症がない、とも言われます。正確にはフィリピンやマレーシアなど、スギが植わっていない国に行けば、スギ花粉症が出ることはありません。
日本でスギ花粉がひどい時期、転地療法としてアジアに出かけるという人もいます。
ただ、アジアでは日本同様、コメの栽培が盛んですし、竹などの特有の植物には注意が必要です。

アジアと大気汚染

中国で深刻化している大気汚染も、アレルギーを悪化させる不安な要素のひとつ。
アレルギー体質の人がアジアを旅するときはアトピーなどの皮膚疾患よりもぜん息や呼吸器症状の心配をしたほうがいいかもしれません。さいわい、アジアでは日本同様、マスクをする習慣がありますから、しっかりとガードするようにしましょう。

気候的には日本よりも高温多湿な国が多いですから、乾燥よりは汗や肌の汚れに気を配る必要があります。

今後、アジア人の肌特有の問題を改善する研究が進み、アレルギーに悩む人が減少していくことに期待したいですね。

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