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世界のアトピー・アレルギー事情第3回~アメリカ編~

アメリカ

医療においても最先端というイメージのあるアメリカ。一方で食生活に関してはハンバーガーに巨大なステーキ、甘いドーナツといったヘルシーからほど遠いものが多い印象もありますが、アメリカのアトピーやアレルギー事情はどうなっているのでしょうか。

アメリカのアトピー人口

英語でアトピー性皮膚炎は「Atopic Dermatitis」。慢性のアトピーは「Chronic」という言い方もするそうです。
ある調査によると、アメリカにおけるアトピー患者は約1,780万人で、皮膚炎や湿疹なども含めると約3,160万人。2014年のアメリカ合衆国の人口は3.189億人ですから、割合で考えると世界のなかで飛び抜けて多くも少なくもないという感じですね。

アメリカのアトピー・アレルギー治療

アトピーの治療法にはいろんな考え方があり、人によって合う合わないもありますが、参考までに簡単にご紹介してみましょう。
日本のアレルギーやアトピーの治療というと、アレルゲンを特定して、できるだけそれを避ける、という方法を取る人が多いかと思います。アメリカでは患者の体質を「炎症を起こしやすい」「皮膚が薄い」「腸内環境が悪い」「痒みや炎症の元となるヒスタミンを分泌しやすい」といった4タイプに分類、サプリメントや注射、外用薬、生活改善指導などを組み合わせて、体質そのものを変えていく、という考え方をするそうです。
民間療法では、ミツバチが固めた花粉やハチミツを食べて症状をやわらげるという治療も行われています。

アトピーの治療のために日本からアメリカの病院に行き、成功したというケースもあるようですが、渡航費から治療代まですべて自費ですから、多額の費用がかかります。

アメリカの気候とアトピー・アレルギー

アメリカで特徴的なのは国土が広く、さまざまな気候のエリアがあるということ。
乾燥の強い地域では高温多湿な日本と比べてダニやカビなどの発生が少ないため、ハウスダストが原因でアトピーが悪化していた人の場合、症状が軽くなった、という声もあります。
逆にいえば、冬の北部は空気が極度に乾きますから、肌の乾燥には注意が必要です。

アメリカの花粉症

英語で花粉症は「hay fever」。直訳すると「干し草熱」ですが、初夏に空中を飛散している花粉の刺激が原因で、目や鼻に刺激を感じたり、熱が出たりすることを指します。花粉症は「pollinosis」でスギ花粉なら「cedar pollinosis」となります。
花粉の種類で多いのはヒマラヤスギ、セイヨウスギ、カエデ、松、カバ、ブタクサなど。
アメリカでは一般にマスクをする習慣がなく、マスクを着用しているのは医療関係者か重い感染症にかかった人ぐらいだそうです。アメリカを旅行する際も、花粉の時期をしっかり確認したほうがよさそうですね。

医療先進国のアメリカでもアトピーやアレルギーの方はやはりいるようです。
次回は世界のアトピー・アレルギー事情の最終回としてアジアについてのお話をしますので、お楽しみに。

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