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世界のアトピー・アレルギー事情第2回~ヨーロッパ編~

スウェーデン

前回の記事で、日本のアトピー・アレルギー事情についてお話しました。
それでは海外のアトピー・アレルギー事情はどうなっているのでしょうか。今回はヨーロッパのアレルギー事情についてお話します。

ヨーロッパのアトピー・アレルギー事情

千葉県が2010年に発表した記事によると、世界の6-7歳児と13-14歳児を対象にしたアトピー性皮膚炎罹患率調査で、スウェーデンの6-7歳児の18.4%がアトピーだという結果が出たそうです。
13-14歳児でアトピー患者の率がもっとも高かったのはイギリスの15.8%、次いでスウェーデンの14.5%
6-7歳児ではニュージーランド14.7%、イギリス13.0%。
数値が5~10%程度なのはフランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、韓国、ブラジル。
数値がそれ以下の国はギリシャ、メキシコ、イランとなっています。

この調査では日本やアメリカのことはわかりませんし、参考程度ではありますが、アトピーが日本だけの問題ではないことがよくわかります。
また、アトピー以外のアレルギー疾患は通常、成長につれて減っていくのに対して、イギリスのように年齢が上がるにつれて患者が増えている国もあること、国によって患者数にかなりバラつきがあることなどを見てとることができます。

スウェーデンのアトピー・アレルギー事情

スウェーデンといえば、教育や医療制度の整った福祉国家というイメージがあるだけに、子どものアトピー患者が最多という結果は驚きですね。
理由としては、かつてスウェーデンでよく使われていた住宅建材PVCに含まれるフタル酸エステル類などが小児喘息やアトピー性皮膚炎に悪影響を及ぼしたのでは、という考察がなされています。現在、スウェーデンをはじめとする北欧の建材に問題の材料が使われることは減ったとのことですから、今後、スウェーデンのアトピー患者は減少していくかもしれません。

スウェーデン以外のヨーロッパアトピー・アレルギー事情

北欧、イギリスなどのヨーロッパには花粉症の患者も多いと言われ、シラカバ、イネ科のカモガヤなどにアレルギーを起こす人が多いそうです。イタリアではオリーブ花粉症が多いそうです。
近年、スウェーデンの隣のフィンランドでもシラカバ花粉の増加が問題になっています。

ヨーロッパと南半球との違い

少しヨーロッパから離れて、先程のアトピー性皮膚炎罹患調査を見てみますと、6-7歳児の患者数がスウェーデンの次に多いニュージーランドはヨーロッパとは逆に、紫外線の強さと空気の乾燥が気になる地域です。
ニュージーランドと同じ南半球にあるオーストラリアでもアレルギー疾患に悩む人が増加していると言われています。
オゾン層の破壊によって年々強くなっている紫外線が肌に刺激を与え、アトピーを悪化させている可能性が高そうです。
南半球を旅するときは肌に合った日焼け止めや保湿剤、ラッシュガードや手袋などの日焼け防止アイテムを忘れないようにしたいですね。

日本でスギ花粉に悩まされている方がヨーロッパに出かける際には、アレルゲンを特定する検査を受け、花粉が飛散する時期を避けるようにしたほうがいいかもしれません。
次回はアメリカのアトピー・アレルギー事情に関してお話します。

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