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世界のアレルギー事情~日本編~

日本

アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患は先進国に多い、いわゆる「文明病」だと言われています。
特に日本は国民の約25%、つまり4人に1人が花粉症だというデータもあり、アレルギーに悩んでいる人が世界的に見ても多いとされています。
日本でアトピーや花粉症に悩まされていた人が海外に長期滞在したらピタリと症状がおさまったとか、逆に帰国したら悪化した、なんて話も耳にしますね。

実際のところ、世界的に見ると、日本のアレルギー事情はどのような位置づけで、他の国とはどう違うのでしょうか。
これから何回かに分けて、世界の地域ごとに、アトピーやアレルギー疾患の傾向や対策についてご紹介してみたいと思います。

日本の花粉症

花粉症の場合、日本の患者の約7割がスギ花粉症だそうです。1960年頃から急増したと言われており、農林水産省によるスギ植林計画によって大量のスギ花粉が飛散するようになったことが原因のひとつに挙げられています。
特に都会では地面がアスファルトやコンクリートでかためられているため、花粉が吸収されにくく、地表に落ちた花粉が何度も風で舞い上がってしまいます。車の排気ガスや光化学スモッグもアレルギーを悪化させる要因です。そのため、スギの木の数が多いはずの地方よりも都市にいるほうが花粉症が悪化するとも言われています。

日本の住宅事情によるアレルギー

日本の住宅はヨーロッパなどに比べて寿命が短く、新築の割合が多いため、建材や塗料などによる化学物質過敏症、シックハウス症候群のリスクも高めです。
また、高温多湿になりがちな気候にもかかわらず、従来の木造住宅ではなく、機密性の高い建物が主流になったため、ダニ、カビなどの発生率が上がり、ハウスダストアレルギーを引き起こしています。

食生活とアレルギー

もう1点、食生活の変化もアレルギー増加と無縁ではないでしょう。
ご飯(米)、野菜、魚が中心の和食から、パン(小麦)、卵、肉、乳製品を多く摂取する欧米型の食生活へと変化してきましたが、それらの食材にアレルギーを持つ子どもが増えています。
また、食品添加物に関して、欧米では禁止されているのに日本ではまだ使われているものがあるという指摘もあるようです。

清潔志向によるアレルギー

日本人の清潔志向がアレルギーを悪化させているという説もあります。抗菌や除菌が行き過ぎて、菌への抵抗力が弱まってしまった、という考え方です。
日本人はお風呂や温泉が大好きですが、強い洗浄剤で体を洗いすぎたり、熱いお湯に長時間つかったりすると、皮膚が乾燥してアトピー性皮膚炎の悪化につながりますので、ほどほどにしたほうがいいでしょう。

一方、医療制度がしっかりしていて、病院にかかりやすいのは日本が世界に誇れることのひとつかもしれません。そのメリットを生かして、アトピーやアレルギーかなと思ったら皮膚科に相談する、アレルギー検査を受けるなど、きちんと対処していきたいですね。

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