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危険な「日光浴療法」のメリットとデメリットとは!?

hiyake

「海に行ったらアトピーが治った」「アトピーなんて日焼けすれば良くなる」、そんな話を聞いたことはありませんか。なかには、積極的に太陽を浴びることでアトピーが改善するという「日光浴療法」を勧めているサイトも目にします。はたして本当なのでしょうか。

当サイト監修の皮膚科医、しのぶ先生いわく、アトピー性皮膚炎患者さんに限らず、「日焼けはしないほうがいい」そうです。
肌に何のトラブルがない人でも、夏の強い紫外線を浴びれば、赤くなってヒリヒリしたり、乾燥したり、ひどいときには皮がむけたりします。デリケートなアトピー肌に日焼けがどんなダメージを与えるのか、考えただけでも恐ろしくなりますね。

それなのにどうして「日光浴療法」がアトピーに効果的だと言われることがあるのでしょうか。
まずは日光を浴びることによるメリットとデメリットから考えてみましょう。

日光が体に与えるメリット

ビタミンDが合成される

太陽の光を浴びると、体内でビタミンDが合成されます。ビタミンDには免疫力を調節し、アレルギーを抑える効果があると言われています。

紫外線にはステロイドのような働きがある

紫外線がステロイドと同じように細胞に働きかけて、アトピー性皮膚炎の症状を静めるという説もあります。

“幸福ホルモン”セロトニンが増える

日光を浴びることで、セロトニンという幸福感をもたらすホルモンが分泌されることも知られています。セロトニンにはストレスを抑えたり、眠りの質を向上させたりする働きがあり、不足すると、うつ状態を引き起します。

日光を浴びるデメリット

皮膚ガンの危険性

紫外線がDNAを損傷して、皮膚ガンのリスクを高める可能性があります。

皮膚が乾燥する

日焼けは肌の水分を奪い、アトピーを悪化させます。

痒みを誘発する

日光が当たることによって皮膚の温度が上昇。汗をかくことによって、さらに痒みが強まることがあります。日焼け後の火照りも、痒みを誘発します。

デメリットを避け、メリットだけ取り入れる方法

日本で日常生活を送っていれば、太陽に当たることによって得られるビタミンDが足りなくなるということはないでしょう。逆に、夏場の太陽は強すぎて、デメリットがメリットに勝ってしまいます。
セロトニンを増やすには反復運動もいいとされていますので、おすすめなのは日が高く昇る前、朝のうちに散歩をすること。5~30分程度、軽く散歩をするだけで効果が期待できるそうです。

正しい「日光浴療法」とは?

医療機関によっては、紫外線によるアトピー治療を行っているところもあります。本物の太陽による日光浴と、医師の指導のもと治療用の機械を使って紫外線を浴びるのとは別です。
昔とは紫外線の強さも常識も変化していますから、自己流で日光浴療法を試すのは危険すぎることを忘れないでください。

特に日焼けを避けるべき人

皮膚が敏感な人のなかには、アトピー性皮膚炎と日光過敏症を併発している方も少なくありません。日光に当たると急激に赤くなったり、湿疹ができたりする人は日光過敏症の可能性がありますから、特に注意が必要です。

アトピー体質の方のための紫外線対策については、
「これからが本番!アトピー肌の日焼け対策」
でもお伝えしました。
どんどん陽射しが強くなるこれからの季節、きっちり対策をして、アトピーを悪化させないようにしてくださいね。

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