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【早坂先生12回】プールの後はしっかりお風呂!アトピー悪化を防ぐコツ

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夏の季節、プールを利用する機会も増えてきますが、プールでアトピーが悪化することがあります。プールの後のアトピー悪化を防ぐには?

プールでのアトピーの悪化とは?

夏になると、学校でも水泳の授業があり、子どもたちもプールに入ることが多くなります。これまで落ち着いていたアトピーが、プールに入るようになって急に悪化することを時々体験します。なぜ、このようなことが起きるのでしょうか?

プールでアトピーが悪化する訳とは?

プールでアトピーが悪化する原因の1つとして、プールの水の消毒に使われている塩素に原因があると考えられています。

現在、日本の水道水は1957年(昭和32年)に制定された水道法によって、病原菌等の消毒の目的で、蛇口での残留塩素濃度を0.1mg/L以上保持するように定められています。また、その一方で、味やにおいの観点から、上限を1mg/L以下に抑えるという水質管理目標値も示されています。

プールの場合、この塩素濃度の基準がさらに濃くなっており、学校環境衛生基準によると、「遊離残留塩素は、0.4mg/L以上であること。また、1mg/L以下であることが 望ましい。」と示されています。

プールでもっとも気をつけなければいけない場所とは?

プールの水そのものも、水道水より塩素濃度の下限が濃く設定されていますが、さらに、特に気をつけなければならないところがあります。

それは、腰洗い槽・足洗い槽と呼ばれるところです。

大人の方なら、学校のプールに入る前に、消毒のため腰まで浸かるように言われた小さな消毒槽や、足だけ浸けるような浅い消毒槽があったことが記憶にあるかと思います。あれが腰洗い槽・足洗い槽ですが、この塩素濃度は非常に濃く設定されています。

その基準濃度は50~100mg/L!(学校における水泳プールの保健衛生管理による)

この濃度は、水道水やプール水の100倍にもなります。

しかし、この腰洗い槽などの消毒槽は衛生状態の良くなかった昔の名残とも言われており、同じ30秒間なら、腰洗い槽への浸水消毒より流水による洗浄のほうが除菌率が高いという報告もあります。

アトピーの方は、塩素がとても濃いこの消毒槽を避けておくのが無難かもしれません。その代わりにプールの前にしっかりシャワーで洗浄するのがよいでしょう。

帰宅後はしっかりお風呂

プールに入った後は、プールのシャワーでしっかり塩素を洗い流すのは当然ですが、洗い残しの心配もあります。

プールに入った日は帰宅したらすぐにお風呂にしっかり入るとよいでしょう。お風呂はシャワーと違い、体の隅々までお湯に浸かるので、塩素を落とすのにはより効果的と考えています。実際に、プールでアトピーが悪化するお子さんに帰宅直後の入浴習慣を勧めると、アトピーの悪化が治まることを経験します。

プールの季節もアトピー悪化予防にお風呂を活用しましょう。

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