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アトピーケアに!ワセリンの種類と使い方を徹底解説

ワセリン

今年4月、理化学研究所が「ワセリンを塗るとアトピー性皮膚炎の発症を予防できる可能性がある」との研究成果を発表、ワセリンに注目が集まりました。
当サイトでも、トラブルを起こしづらい保湿剤の一種として前々からおすすめをしています。すでに愛用なさっている方も多いと思いますが、ワセリンの種類や選び方、使い方について改めて詳しくご紹介しましょう。

ワセリンって何?

ワセリンの原材料は石油。日本薬局方によって、白色ワセリン=「石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したものである」と定義されています。
石油というと体に悪そうなイメージもありますが、元々は動物や植物などの生物遺骸が何億年もの長い年月をかけて変化したものだという説が有力。つまり、ワセリンは化学製品ではなく天然由来のものなのです。

ワセリンの種類

大きく分けて、純度の異なる黄色ワセリンと白色ワセリンがあります。

●黄色ワセリン

黄色ワセリンで代表的なのは、青いフタのジャーに入った輸入品の「Vaseline」。雑貨ショップやドラッグストアで買うことができます。純度はあまり高くありませんが、価格が手頃なので、ハンドクリームや踵の乾燥対策など、デリケートではない部分に使ってみましょう。

●白色ワセリン

より純度の高い白色ワセリンにも種類があります。ひとつは「化粧油」の分類で、さまざまなメーカーから発売されているもの。
もうひとつは日本薬局方の白色ワセリン。第3類医薬品扱いで、酸化防止剤および香料無添加の医療用として作られたものです。顔に使いたい方、アトピー体質の方は、この白色ワセリンを選んだほうがいいでしょう。ドラッグストア、薬剤師のいる薬局なら、たいてい取り扱いがあります。価格は他のものより高めですが、数百円で買うことができます。

●プロペト

白色ワセリンの精製度をさらに上げたものです。眼科用としても使用できるほどの純度で、薬局で処方される軟膏の基剤としても使われています。皮膚科で処方してもらえるほか、「プロペトホーム」という名称の市販薬もあります。

●サンホワイト

白色ワセリンの不純物を極限まで省いたもの。他のワセリンやプロペトでも痒みが出てしまった方におすすめ。市販薬として購入できますが、価格はやや高めです。

副作用がないって本当!? 商品の選び方と注意点

副作用ではないのですが、発赤、発疹、かゆみなど、接触性皮膚炎を起こすことはあります。純度が高いほどトラブルの可能性は減りますから、デリケートな肌には純度が高いものを選ぶに越したことはありませんが、気をつけたいのは添加物の存在です。防腐剤無添加、無着色、無香料、酸化防止剤無添加をものを選ぶようにしましょう。
しかし、防腐剤や酸化防止剤が入っていないということは、品質が劣化しやすいということでもあります。あまり容量が多すぎないものを選び、直接、手を触れるのではなく、清潔なスパチュラなどを使って取り出すこと。チューブタイプのものなら空気に触れる面積が少なく、使う分だけ取り出すことができますね。しばらく使わなかったときは色や匂いを確かめ、酸化しているようなら使うのを中止してください。

ワセリンの効能

ワセリンは肌の内部まで浸透せず、皮膚表面に油の膜を張ることによって水分の蒸発を防ぎます。肌内部に影響を与えないので、アトピーなどの皮膚疾患のある人でも使えるのが人気の理由です。
一方、皮膚に水分を与えたり、水分を保ったりする効果はありません。より高い保湿効果を望むのであれば、尿素、ヘパリン類似物質、アズノール軟膏などを処方してもらったほうがいいでしょう。

効果的な使い方

ワセリンで補えるのは油分だけ。水分も補うためにはお風呂上がりに使うか、水分を与えてくれる保湿剤とセットで使用するのが効果的です。霧吹きなどで肌を湿らせてから、ワセリンでフタをしてもいいでしょう。その場合、ワセリンを先に塗ってしまうと水分をはじいてしまいますから、最後に使うのがポイントです。
気温が低いと、ワセリンは硬くなってしまいます。そのまま肌にすりこもうとすると余計な刺激を与えてしまうので、手の平などで温めて柔らかくしてから、ていねいに伸ばしてください。
また、ワセリンの難点のひとつがベタつくということです。ごく少量からスタートして、物足りないようなら量を増やしていきましょう。

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