閉じる
アトピー専門ランキングサイト アトピー専門ランキングサイト

「○○しすぎ」でアトピーが悪化するってホント?

20160215

アトピー性皮膚炎を悪化させないためには「肌を清潔に保つ」ことがとても重要だと言われます。
一方、「清潔にしすぎるとかえってアレルギーが悪化する」「除菌しすぎると免疫が弱くなる」といった話も耳にします。いったいどちらが正しいのでしょうか。

洗いすぎはNG?

汗やホコリ、海水などの汚れは肌を刺激して痒みを引き起こす原因となります。また、肌に常に存在している黄色ブドウ球菌の繁殖がアトピーを悪化させることもわかってきました。
しかし、ゴシゴシと体を洗いすぎてしまうのは1つの点で問題があります。
1つは角質層のバリアを破壊し、大切なうるおいまで失われてしまうこと。
もう1つは肌を守る働きをしてくれる表皮ブドウ球菌も洗い流してしまうこと。
正しい入浴法や保湿については他の記事でも繰り返しご紹介していますが、「高すぎる温度」や「洗いすぎ」には注意が必要です。

使いすぎはNG?

同様に、除菌をうたった洗剤やスプレーの「使いすぎ」にも要注意。
成分の強い刺激がアレルギーを誘発する可能性がありますし、「清潔にしすぎると免疫調整力が低下して、かえってアレルギーを発症しやすい」という説も否定できないからです。

ストラシャン博士の「衛生仮説」

そのような考え方は、1989年、イギリスのストラシャン博士が「衛生仮説」という説を発表したことで、広く知られるようになりました。20年にわたってアレルギー体質の児童を調査した結果、衛生的な環境が整ったことによって感染症は減少したものの、アレルギーは増加したことがわかったとされています。

「あまり衛生的ではない環境のほうが免疫が正しく働くため、アレルギーのような過剰反応が出にくい」「寄生虫感染によってアトピー性皮膚炎の症状が良くなる」という説を以前ご紹介しましたが、「赤ちゃんのうちに動物園につれていくと免疫が発達してアレルギーを発症しにくくなる」「子供の頃、泥んこ遊びをすると免疫力がアップする」という説もあります。

確かに、アトピー性皮膚炎や花粉症が急激に増加したのは1970年代以降で、清潔志向の高まりと重なっています。
まだ結論づけられた説ではなく、あえて不潔にする必要はありませんが、「清潔」「除菌」とあまり神経質になりすぎないことが大切かもしれませんね。

この記事を書いた人

SNSでもご購読できます。