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「ランゲルハンス細胞」とは?アトピーにまつわる専門用語を解説!

saibou

アトピー性皮膚炎に関わる症状やそれを表す専門的な用語をご説明していくシリーズ、第3回目は「ランゲルハンス細胞」についてご説明したいと思います。

“皮膚のガードマン”ランゲルハンス細胞

ランゲルハンス細胞とは、表皮に存在する樹状細胞の一種です。
1868年、ドイツの解剖学者パウル・ランゲルハンスが発見し、その名にちなんで「ランゲルハンス細胞」と名付けられました。
表皮全体の細胞数の2~5%を占めており、細菌や温寒などの外部からの刺激と皮膚内部の状況を脳に伝達して、皮膚の均衡を保つセンサーの役目をしています。いわば、“皮膚のガードマン”的な存在といえるでしょう。

ランゲルハンス細胞の働き

異物が体内に侵入すると、ランゲルハンス細胞が感知して、防御態勢を整えて異物を攻撃するよう、免疫細胞に指令を出します。
また、自己防衛機能も備えていて、日焼けや乾燥などの日常的な刺激に対する過剰反応を抑え、鎮静化をはかる働きをします。

アトピー性皮膚炎との関係

2009年 慶應義塾大学医学部の研究グループが「皮膚が備える巧妙なバリア機構を解明~アトピー性皮膚炎など皮膚疾患の発症メカニズムに新たな展開」という研究結果を発表。アトピー性皮膚炎などのメカニズムの解明、アレルギー症状の予防や治療法の確立に大きな期待が寄せられています。
2010年には、アミノ酸研究家の小山秀男氏が「アミノ酸複合体でランゲルハンス細胞を活性化させアトピー性皮膚炎完治」という検証結果を、アメリカ皮膚科学会で発表して注目を集めました。

ランゲルハンス細胞を健やかに保つには?

ランゲルハンス細胞が減少し、働きが弱ると、肌の状態が悪化します。ぜひとも元気に働いてもらいたいところですが、紫外線やストレス、偏った食事、そして加齢によっても減ってしまいます。
また、アトピー性皮膚炎の治療に使われるステロイド剤も、アレルギー反応の抑制をはかるため、ランゲルハンス細胞を減少させます。ステロイド剤は怖い薬ではありませんが、乱用は避け、医師から指示されたとおりに適切な量や期間を守って使うことが大切です。

近年、弱ったランゲルハンス細胞を活性化させたり、ランゲルハンス細胞の働きでアトピー性皮膚炎を改善したりする研究が進んでいます。今後、画期的な治療法が発表されることに期待したいですね。

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