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「痒疹」とは?アトピーにまつわる専門用語を解説!

痒疹

アトピー性皮膚炎に関わる症状やそれを表す専門的な用語をご説明していくシリーズ、第2回目は「痒疹」です。読み方が難しくなじみのない言葉ですが、「ようしん」と読みます。

痒疹ってなに?

文字どおり、とても強い痒みをともなう皮膚の病気です。
出来る場所はお腹や太股、スネなど、さまざま。
0.5 ~2センチ程度の盛り上がった発疹が、通常はポツポツと離れた位置に現れますが、「多形慢性痒疹(たけい まんせい ようしん) 」では発疹が集まって出来ます。
出来始めは皮膚が赤く丸く盛り上がり、1週間前後で治ることもあれば、治らないまま硬く茶色いイボのようになったり、治った後も茶色い傷痕が残ってしまったりすることも。いったん症状が治まって、再発するケースもあります。
1カ月以内に治れば「急性痒疹」、数カ月から数年にわたって続くと「慢性痒疹」といいます。
5歳以下の子供に出来る急性痒疹は「ストロフルス」、大人の慢性痒疹は「固定じんま疹」「結節性痒疹」とも呼ばれます。

痒疹が出来る原因は?

アトピー性皮膚炎や金属アレルギーと関係があるといわれていますが、原因は特定されていません。
他に関連があるとされるのは、蚊やブヨ(ブユ、ブト)などの虫刺され、内服薬、内臓の病気、掻き壊しなどです。
子供の場合は虫刺されがきっかけになることが多く、虫に対する過敏なアレルギー反応が原因ではないかとされています。
大人の場合は糖尿病、胃腸障害、肝臓病、血液疾患、ホルモン異常などを患っている方に痒疹が出ることもあります。

治療法は?

アトピーなどの皮膚疾患と同じく、ステロイド外用薬(塗り薬)と痒みを抑える抗ヒスタミン薬(飲み薬)を併用することが多いようです。
保険適用外ですが、紫外線療法を行うこともあります。痒いイボ状の塊が残っているときにはウオノメ治療のように液体窒素による冷凍凝固療法を施すことも。
医師によっては、ビタミンD3軟膏、ステロイドや免疫抑制の内服薬、ステロイド含有テープ、ステロイド注射などを使うこともあります。

痒疹かも?と思ったら注意してほしいこと

とにかく強い痒みを伴う痒疹。最初は「虫刺されかな?」と思って掻いてしまいがちですが、掻くことによってジュクジュクした傷になったり、皮膚が硬く盛り上がってしまったり、どんどん悪化していくのが痒疹の特徴です。
特にアトピー体質の方は肌が乾燥しやすく、痒みに敏感なので、痒疹を併発してしまわないようにしたいものです。我慢できないような痒みには内服薬が有効ですから、掻く前に必ず皮膚科を受診してくださいね。

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