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「落屑」とは? アトピーにまつわる専門用語を解説!

落屑イメージ

アトピー性皮膚炎ならではの症状やそれを表す専門的な用語には、日常では使わないような難しい言葉がいろいろあります。自分の肌の状態を説明しようと思っても口ではうまく言い表せなかったり、逆にお医者さんの言っていることの意味がよくわからなかったり、なんてことがあっては困りもの。そこで、何回かにわたってアトピーにまつわる専門用語をご説明していきます。

第1回は「落屑」です。

「落屑」とは皮膚がポロポロと剥がれ落ちる状態

落屑(らくせつ)とは、「デジタル大辞泉」の定義によると「皮膚の表層が大小の角質片となってはげ落ちること。また、そのもの」。
皮膚の乾燥が進むと、表層がひび割れた細かい鱗のような状態になって、その破片や粉状になったものがポロポロと剥がれ落ちます。それが「落屑」。
頭皮から出る「フケ」も、肌が乾燥して「粉をふく」といわれるような状態になっているのも、一種の「落屑」です。

「落屑」が起こる理由

アトピー性皮膚炎のほかに、紅皮症、乾癬、脂漏性皮膚炎などの皮膚疾患でも、「落屑」は起こります。
アトピーの場合、人によって症状は異なりますが、炎症を起こしてジュクジュクとした汁(浸出液)が出た後、乾燥して「落屑」状態となり、剥がれ落ちた下の皮膚が再生して症状が治まっていく、というのがよくあるパターンです。
アトピー性皮膚炎の肌は乾燥しやすく、強い痒みを感じて掻き壊してしまうことが多いので、皮膚が生まれ変わるターンオーバーのサイクルが短くなり、「落屑」が長く続くという悪循環に陥りがちなのです。

「落屑」の正しい対処法とは?

皮膚の表層が剥がれかかって肌に付着している状態を「鱗屑(りんせつ)」といい、それが剥がれて落ちると「落屑」となります。
乾燥して痒みを伴うこともあり、ついついむけてきたところから剥がしてしまいたくなりますが、無理に「落屑」をうながすのは禁物。なぜなら、自然に剥がれ落ちないということは、その下の皮膚がまだ完全に再生していないということだからです。剥がした下の皮膚が傷ついて出血したり、薄く不完全な状態で外気にさらされて痒みが強まったりすると、症状が悪化してしまいます。
しかし、不要なものを排出して、新陳代謝のサイクルを整えていくのも、アトピー改善に必要な過程。過剰に保湿をしてターンオーバーを妨げてしまうのもよくありません。
正しい対処法は人それぞれですから、きちんと皮膚科にかかり、適切な処置をするようにしてください。

アトピー患者の大きな悩みのタネ、「落屑」

剥がれ落ちた白い皮膚の破片は、黒っぽい服を着ているととても目立ってしまいます。机やシーツなどを汚してしまって、辛い思いをしたことのあるアトピー患者さんはとても多いと思いますが、外で「落屑」がひどくならないように家で剥いてしまったり、お風呂でこすってしまったりというのは肌のためには絶対NG。
可能なら白っぽい服や薄い色合いの柄入りの服を選び、コロコロクリーナーなどでマメに掃除をするようにしましょう。落ちた皮膚ははダニを繁殖させる要因となりますので、皮膚も衣類や部屋も清潔に保つよう心がけてください。

健康な皮膚が再生するよう、「落屑」の時期をうまく乗り切りましょう!

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